『東大の先生! 超わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください!』三浦俊彦
本書の問い
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「アート」とは?
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アートとデザインの違いは?
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アートはなんの役に立つのか?
ビジネスに効くアートとは?
最近、アートが流行してきて、アートに関するビジネス書がたくさん出始めてきました。
僕はこのアートの流行に乗っかった1人で実際に何冊かアートに関するビジネス書を読みました。
こちらの本は本屋さんに行った時にアートという文字とイラストや会話形式で書かれておりわかりやすかったので購入して読んでみました。
結果、アートの基礎知識を身につけることができました。
本書の要約
- アートは「常識をブチ壊す工夫」である。驚きを与えて、人の価値観を揺さぶるほどアートの価値は高い。
- アートは「脳の刺激材」としては最高で最強。
基本的に制作者が「この作品に触れれば、いままで感じなかった何かを感じて
もらえるのではないか」という信念に従って提示するものだから。
- デザインとは人の生活に入り込む実用的なもの。
アートとは人の生活と切り離された非実用的なもの。
例)カラフルなお皿を食事用として使う→デザイン
カラフルなお皿を壁に飾る→アート
- アートの3つの効用
・「教養としてのアート」→文化的な人間として備えておくと有利
人としての価値を高めてくれる。
・「刺激材」としてのアート→自分の常識を少しずつ入れ変えていく
脳に刺激を与え今まで感じなかったことを感じられ
クリエイティブにしてくれる。
・「人生の本番」としてのアート→鑑賞や創作行為を通じて自分に意識を
向ける。
「今を生きている」自分を見つめ直す機会を持てる。
- 芸術は3つに分類できる
①「ハイアート」と「ローアート」
「アートとしての価値の高さ」「いかにアートらしいか」
「アート=現実から離れているもの」
②「視覚芸術」と「言語芸術」と「聴覚芸術」
3大アート→「美術」「文学」「音楽」
③「純粋芸術」と「合成芸術」
純粋芸術と言われるものの方が「よりアートらしい」と評価される。
例)ピアノ→純粋芸術 オペラ→合成芸術
ピアノは「純粋にピアノ曲で勝負している」
オペラは「歌」と「文学」が合成されている。
アートとして評価されるのはピアノ。
- アートと向き合った時の反応は2種類
①作品が作る世界にのめり込んで自分をなくす
②作品を見ている自分の感受性を確かめながら芸術作品に対峙する
学んだこと
・アートとは普段とは違う知らない世界を体験し新しい自分に出会うためのもの。
・娯楽作品は「わかりやすさ」が価値。
アートに興味を持てなかったのは「わかりにくい」からだったのかも。
・アートは「今ここにいる」を感じられる。マインドフルネス要素がある。
・女性のほうがユーザーに寄り添ったデザインや企画とかを考えやすい。
・アートが好きな人は基本的にオープンマインド。それは「心に余裕がある」ということ。
・どんなジャンルでも基本的に若いときの作品のほうが良い。 なぜかというと、アートはある程度バイアスがかかって偏っているほうがパンチがあるから。
アートって難しいって感じてしまってあまり触れることが今までありませんでした。
ですが、本書でアートは「わかりにくいほど価値がある」「アート=現実から離れているもの」ということを知り、アートの見方が変わりました。
これを機にアートにたくさん触れていこうと思いました。
アクションプラン
・週1日1時間からでもアートに触れる時間を作る。
・自分で創作活動をする。(僕の場合はDTMや動画編集です)